MTG『​久遠の終端』収録のコモン、発売日前に致命的なエラッタ適用。 – マジック:ザ・ギャザリング

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【MTGRocks】記事情報:MTG『​久遠の終端』収録のコモン、発売日前に致命的なエラッタ適用。

 

 

 

マジック:ザ・ギャザリングの最新セット『久遠の終端』に収録されるコモンカード「外交関係」が、発売前にもかかわらず公式エラッタ(ルールテキスト修正)の対象となりました。
これはMTGにおいて非常に稀なケースです。

要点解説

  • 印刷ミスによる異例の早期エラッタ

    • 本来は自軍のクリーチャーを対象とするべき効果だったが、印刷されたテキストにはその指定がなかった。

    • 誤植されたままだと、対戦相手のクリーチャー同士でダメージを与えさせるという、通常の「かみつき」系除去にはない強力な使い方が可能となってしまっていた。

    • これにより、本来想定されていなかった強さでリミテッドのみならずスタンダードでも採用の可能性があった。

  • 修正後の正しいテキスト

    「あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+1/+0の修整を受け警戒を得る。その後、それのパワーに等しいダメージを対戦相手がコントロールするクリーチャー1体に与える。」

  • 影響と評価の変化

    • 修正後は通常のインスタント速度の除去呪文となり、使用には自軍クリーチャーが必要な分リスクが増加。

    • リミテッド環境では依然として「悪くない除去」として機能するが、構築戦(スタンダードや統率者戦)ではコストに対して非効率で実用性が薄れる。

    • 修正前は構築レベルの強カードになり得たが、現在は典型的なコモン除去に戻ったと言える。

  • プレリリースへの影響と注意喚起

    • デジタル環境(MTG ArenaやMagic Online)では修正済みのテキストが即反映されるが、紙媒体のカードは修正前のまま印刷されてしまっている。

    • そのため、プレリリースイベントでは誤解や誤使用が発生する可能性があり、店舗側やプレイヤー同士の情報共有が重要となる。

    • MTGコミュニティは過去にもこうしたケースに対応しており、冷静にプレイできる体制は整っているものの、注意喚起は引き続き必要。

まとめ

「外交関係」のエラッタは、発売前にルールが修正されるという異例の措置であり、マジックの運営側が誤植による環境への影響を早急に是正した形となりました。
これにより、同カードはリミテッド用の範囲に収まり、構築環境では出番がほぼ無くなりました。
紙のカードとデジタルの挙動に差があることから、プレリリースではプレイヤー同士の正しい認識の共有が求められます。
特にイベントに参加予定の方は、ルール修正を事前に確認し、周囲への情報共有にもご協力を。
誤解なく、楽しいプレリリースを迎えましょう。

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