プロツアーメタゲームが近年最凶のMTGデッキを浮き彫りに。 – マジック:ザ・ギャザリング

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【MTGRocks】記事情報:プロツアーメタゲームが近年最凶のMTGデッキを浮き彫りに。

 

 

『FINAL FANTASY』セットの影響を受けた「Pro Tour Final Fantasy」が開幕し、現行スタンダード環境における最大規模の競技イベントが開催されました。
しかし、そのメタゲームは極端に偏っており、特定のデッキに依存した歪な環境が浮き彫りとなっています。
特に「イゼット・果敢」の支配力が凄まじく、禁止への議論が加速しています。

要点解説

  • 「イゼット・果敢」の圧倒的メタ占有率

    • プロツアー参加者の42.3%が「イゼット・果敢」を使用。

    • 過去の問題デッキ「ホガーク(21%)」「ナドゥ(26%)」を大きく上回る。

    • これは2023年以降のプロツアーで最も高い使用率。

  • 強化要因:「迷える黒魔導士、ビビ」

    • 『FINAL FANTASY』収録の新カードが大きな役割を果たす。

    • 「イゼット・果敢」使用者の91%がビビを採用(最大374枚)。

    • ドロー連鎖による爆発力を高め、対策カード「一時的封鎖」にも強い。

  • 他の上位デッキの状況

    • 「全知・コンボ」と「赤単・アグロ」も一定のシェアを維持。

    • 赤単の「魔道士封じのトカゲ」採用型は「イゼット・果敢」に有利な相性。

    • 上位3つのデッキでメタ全体の72%を占有するという偏りが問題視。

  • 禁止の可能性と環境の将来

    • 6月30日の禁止改定で「イゼット・果敢」にメスが入る可能性が高い。

    • ただし、イゼットだけを禁止しても空いた穴に他の強デッキが台頭する懸念。

    • 特にディミーア・ミッドレンジはイゼット以外に強く、次の環境の問題候補と目されている。

まとめ

Pro Tour Final Fantasyでは、「イゼット・果敢」がかつてないほど環境を支配しており、「迷える黒魔導士、ビビ」の採用によってその勢いはさらに加速しています。
こうした偏ったメタゲームに対し、6月末の禁止改定で大規模な調整が行われる可能性が高まっています。
ただし、問題はイゼットだけに留まらず、メタ全体に広がっているため、単なる一部禁止では根本解決にならないかもしれません。
今後の禁止発表とスタンダードの動向に注目が集まります。

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