【MTGRocks】記事情報:スタンダード環境に大変動の予感──次期ローテーションがもたらす可能性。



2025年9月26日に登場する最新セット『久遠の終端』は、スタンダード環境に大きな変化をもたらします。
『団結のドミナリア』『兄弟戦争』『ファイレクシア:完全なる統一』『機械兵団の進軍』『機械兵団の進軍:決戦の後に』といった主要5セットがローテーション落ちし、これまでの人気デッキが大幅に弱体化、あるいは消滅する一方、新たなカードによる再編が始まります。
この記事では、ローテーションの影響を受けるデッキ、新たな台頭候補、そして今後の環境の展望を紹介します。
要点解説
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大きな影響を受けるデッキ
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「ボロス・召集」は「イーオスの遍歴の騎士」と「上機嫌の解体」のローテ落ちで爆発力を失い、デッキとしての存続が困難。
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「5色伝説」は「統べるもの、ジョダー」や「伝説の秘宝」などのフィニッシャーが落ち、デッキ構築の核が崩壊。
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「ドメイン・ランプ」は「力線の束縛」や「永遠の策謀家、ズアー」の不在により、5色構成の意義が薄れ、形が大きく変わる可能性が高い。
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影響が少なく、引き続き環境に残るデッキ
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「イゼット・大釜」は「ヴォルダーレンの興奮探し」が抜けるものの、「アガサの魂の大釜」や「迷える黒魔道士、ビビ」などの主力カードが残り、依然として強力。
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「ディミーア・ミッドレンジ」は「永劫の好奇心」と「悪夢滅ぼし、魁渡」が健在で、除去枠の再構築に課題はあるが存続可能。
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「緑単上陸」「グルール・昂揚」などはメインデッキに影響がなく、土地基盤の一部が失われても「踏み鳴らされる地」などの再録カードで補える。
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『久遠の終端』がもたらす新たな可能性
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「アーティファクト系デッキ」は「身代わり合成機」「再利用隔室」といった現行カードが維持され、新カード「ピナクルの特使」によって展開力とトークン生成能力が強化される。
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「アゾリウス・コントロール」は「縫い目破り」の登場により序盤除去と特定カード対策の両立が可能となり、構築の安定性がさらに増す。
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「緑単アグロ」は「逆上したベイロス」や「終端探査機」といった新戦力によって爆発力を得ており、「ティファ・ロックハート」を軸としたランフォールとの競合が鍵。
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価格面の参考情報
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新カードの価格は未定だが、注目カードのシングル価格は約730円~1,460円前後と予想される。
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メタゲームの需要により、初動価格の変動も大きくなる可能性があるため、注意が必要。
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まとめ
『久遠の終端』のリリースとともに、スタンダード環境は劇的に変化します。これまで環境を支えてきた多くのデッキが姿を消す一方、「イゼット・大釜」や「アゾリウス・コントロール」などの継続勢力が新カードの追加によりさらに強化され、新興アーキタイプとの勢力争いが始まろうとしています。
アーティファクトや緑系アグロのようなデッキがどこまで上位に食い込めるかも注目ポイントです。
ローテーション後の新スタンダードを制するのはどのデッキか――今後の展開が待ちきれません。
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