【MTGRocks】記事情報:『タルキール:龍嵐録』コレクターブースターの独占アイテムにより、MTGプレイヤーが「非常に失望」



『タルキール:龍嵐録』の第2週プレビューが盛り上がりを見せる中、コミュニティ全体からの評価は総じて好意的です。
しかし、その一方で、一部の仕様に対しては不満の声も広がっています。
とくに注目を集めているのが、話題の新アート「ドラゴンの眼」基本土地がコレクターブースター限定で収録されるという点です。
問題の核心とプレイヤーの反応
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「ドラゴンの眼」基本土地が通常パックから排除
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美麗なフルアート仕様の基本土地として登場。
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しかし、コレクターブースターでのみ封入されると判明し、多くのプレイヤーが失望。
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指定パック以外での入手ができず、価格の高騰が予想される。
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統率者戦での需要と落胆
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ドラゴン系統のデッキは統率者戦でも大人気。
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カスタマイズ性の高い基本土地に、より高い需要が集中。
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プレイヤーの声:「15枚そろえるには高すぎる」「オイルスリック土地と同レベルの価格になりそう」
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Wizardsの方針と今後への懸念
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Mark Rosewaterは苦情に理解を示しつつも、「これが今のトレンド」と発言。
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他セットでもコレクターブースター限定仕様は増加傾向(例:アニメ調伝説、ジャパンショーケースなど)。
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過去から続く「高額パック偏重」の構造問題
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通常のプレイ・ブースターからは多くの特別仕様カードが除外されつつある。
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「ブースター・ファン」導入以降、かつてのドラフトブースターの立ち位置が曖昧化。
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コレクターブースター専用カードの是非
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否定派の意見
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「分断が進む」「全員に楽しんでほしい仕様が、実質的に一部プレイヤー専用に」
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「美麗なカードほど買いにくくなる矛盾」
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「プレビューシーズンの大半が”自分とは無関係なカード”に」
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肯定派の意見
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「奇抜なアートはコレクター向けにとどめて正解」
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「通常パックに実験的なカードが少なくなる方が、リミテッドの質が安定」
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「ブースター・ファンの”強制”ではなく、”選択制”の方向性は歓迎」
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近年の実例
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『霊気走破』ではグラフィティ風デザインが賛否両論。
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ジャパンショーケースカードも「ポケモンっぽい」との声が。
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「ドラゴンの眼」土地も「Magicらしくない」という意見が登場中。
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まとめ:分断か選択肢か──プレイヤーの価値観が問われる時代へ
『タルキール:龍嵐録』における「ドラゴンの眼」基本土地のコレクターブースター限定収録は、Wizardsが推し進める「収益性重視」と「体験の個別化」の象徴ともいえる一手です。
美しく、人気が高いカードであればあるほど、入手難度が上がる──という現実に、プレイヤーは複雑な思いを抱いています。
一方で、アートやスタイルの多様化が進む現代において、それらを「好む人だけが手に取れるようにする」設計も一定の理解を得ています。
しかし、今回の反発が示す通り、「誰もが平等に楽しめるゲーム体験」と「市場戦略」とのバランスは、今後のマジックにとって極めて重要なテーマになりそうです。
プレイヤーの声が今後の方向性に影響を与えるのか、注目が集まります。
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