【MTGRocks】記事情報:ウィザーズ、最近のMTG禁止改定への懸念に回答



先日発表されたMTGの禁止改定では、スタンダードで7枚のカードが一気に禁止され、他のフォーマットはほぼ無傷という片寄った内容が話題を呼びました。
この件について、ウィザーズ・オブ・ザ・コーストは最新の「WeeklyMTG」配信で詳細な説明を行い、各フォーマットごとの現状と今後の方針を明らかにしました。
要点まとめ
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スタンダード:禁止多数も「全体リセットではない」
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「全知」コンボやディミーアミッドレンジが依然として強力。
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ウィザーズは「コンボデッキを環境に残したい」としつつ、「環境歪曲を起こすなら対処する」と明言。
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現在は「全知」は監視対象、次に禁止される可能性も。
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「食糧補充」も注視対象で、「コーリ鋼の短刀」の影響が主か見極め中。
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ディミーアは当面Tier1として環境に残る見通し。
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レガシー:緊急禁止の可能性を示唆
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「Oops All Spells」などのデッキは現時点で禁止レベルにないが、注視中。
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緊急(スケジュール外)禁止の可能性を明言。次回正式改定は11月24日。
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ヨーロッパ・エターナル・ウィークエンド直前の禁止は避けたい意向も。
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パイオニア:現状維持も今後次第
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赤単系が支配的だが、現段階では禁止の必要なし。
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「イゼット・フェニックス」も含めて適正範囲内。
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競技的な注目が集まるとバランス崩壊の可能性あり。今後のRCQシーズンで評価。
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ヒストリック:「傲慢な血王、ソリン」に注目集まる
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「ソリンテル」デッキが長期に渡り支配。
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アリーナ運営側の詳細説明はなく、今後の対応は不明。
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全体的な方針と課題
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スケジュールされた禁止改定の方針は継続。突発的な改定より予測可能性を重視。
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今後は「禁止改定の頻度を短縮(月1回程度)」も検討中。
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レガシーのように競技支援の少ないフォーマットへの「外部パネル導入」は否定的な姿勢。
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Pauperが例外的な存在であることを除き、「社内での決定」にこだわる意向。
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まとめ
今回の「標準で7枚禁止」という大胆な禁止改定は、表面的には一方的に見えるものの、その裏にはウィザーズの明確な戦略と環境への配慮が見て取れます。
とはいえ、ディミーアや全知コンボといった強力な戦略はなお健在であり、さらなる調整の可能性も示唆されています。
また、レガシーにおける緊急禁止の可能性や、ヒストリックでのソリン問題など、各フォーマットがそれぞれ課題を抱えている状況です。
禁止改定の頻度や決定プロセスそのものに対するプレイヤーからの関心も高まっており、今後の対応次第でコミュニティとの信頼関係に大きく影響を及ぼすことでしょう。
※今回の配信や改定発表に関連する情報をより詳しく知りたい方は、ウィザーズの公式サイトやWeeklyMTGのアーカイブ配信を参照してみてください。
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