【MTGRocks】記事情報:WotCが支配的なデッキに対抗するため複数のカード調整を発表。




マジック:ザ・ギャザリング(MTG)の世界では、現在『ファイナルファンタジー』とのコラボセットの公開が進行中ですが、デジタルプラットフォームであるMTGアリーナにも注目の動きがありました。
2025年5月13日より、アルケミー環境のバランスを見直すために、いくつかの主要カードに調整が加えられます。
今回の変更は、特に支配的だったデッキを抑え、より多様なアーキタイプが活躍できるようにすることを目的としています。
主な調整内容のポイント
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調整対象は4枚のカードで、すべて2025年5月13日から適用。
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対象はアルケミー環境で支配的だったデッキ(イゼット・果敢、オルゾフ・バウンス、アゾリウス・バード)。
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調整は主にテンポダウンと打点削減を意図している。
各カードの調整詳細
「リバルド・シャンティ」
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変更前コスト:赤1マナ → 変更後:赤1マナ+無色1マナ
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赤青のアグロに多用されていた効率の良い除去スペル。
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調整後は「稲妻の一撃」よりも弱い可能性が高くなり、使用率低下が見込まれる。
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間接的に「時代賛歌」などのコーラス系カードにも影響。
「永劫の友情」
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変更前:1マナ2/1 → 変更後:2マナ2/2
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「嵐追いの才能」や「神出鬼没のカワウソ」との組み合わせによって、速攻展開が可能だった。
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今回の調整で展開力は下がるが、依然としてダブルチームやバフを積み重ねる強さは健在。
「ナクタムンの栄光再び」
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全体バフ:+1/+1 → +1/+0 に弱体化
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オルゾフ系バウンスデッキの中核カードで、軽量クリーチャーに強力な強化を与えていた。
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調整により赤系の火力除去が有効になり、よりフェアな環境に。
「縮こまる白鳥の雛」
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パワーが5から4に減少(5/4 → 4/4)
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アゾリウス・バードのキルターンにわずかな遅延をもたらす調整。
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相手がスワン1体を除去すれば追加ターンを得られるため、対抗手段がやや増加。
まとめ:多様性を目指す調整と今後の展望
今回のカード調整は、現在のアルケミー環境における高速アグロデッキの暴走を抑えるためのものです。
各デッキの中核カードにわずかな弱体化が施され、これにより他のアーキタイプにも活躍の機会が生まれると期待されます。
なお、アルケミーの調整は事前告知なしに行われるのが通例ですが、それが環境の柔軟な改善を可能にしています。
今回の調整で問題が解決されない場合でも、さらなる再調整が行われる可能性は高く、今後の動きにも注目が必要です。
アルケミーが主流フォーマットではないとはいえ、今回の変更はクオリファイア・ウィークエンド等の競技イベントにも影響を与えるため、プレイヤーにとっては見逃せない情報といえるでしょう。
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