【MTGRocks】記事情報:クラシックなシャドウムーアの伝説クリーチャーがファイナルファンタジーXIVの影響で369%の高騰。


『マジック:ザ・ギャザリング(MTG)』と『ファイナルファンタジー』のコラボセットは、事前予約の時点で史上最も成功したセットとして注目を集めています。
その影響で、一部のカードが価格高騰する現象も見られますが、全体的な市場反応はやや抑えめです。
そんな中、過去のカード「川の殺し屋、シグ」が密かに脚光を浴びています。
要点解説
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FFコラボによる価格変動の背景
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FFセットは販売前から過去最高の成功を記録しており、統率者デッキの人気も高い。
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にもかかわらず、既存カードの価格高騰は予想ほどではない。
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その理由の一つに、「デッキのテーマ性を崩したくない」というプレイヤー心理がある。
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「川の殺し屋、シグ」とは?
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2007年発売のシャドウムーア初出。
相手がターン中に3点以上のライフを失うとカードを1枚ドローできる能力を持つ。 -
ルール文がシンプルで扱いやすく、非戦闘ダメージでも誘発可能。
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新登場のFF14テーマの統率者デッキ「サイオンズ・スペル」では、各ターンに少なくとも4点のライフを奪う構成がベースとなっており、シグとの相性が非常に良い。
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統率者「魔女、ヤ・シュトラ・ルル」のライフ吸収効果とシナジーを持つ点も評価されている。
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価格急騰の経緯
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デッキのフルリストが公開された直後の5月15日以降、「川の殺し屋、シグ」の売上が急増。
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特に供給量の多いゼンディカーの統率者デッキ版に集中し、数日で90枚以上が売却された。
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シャドウムーア版は17年前のセットで流通量が少なく、在庫が早期に枯渇。
最近の販売価格は約1,440円に上昇。 -
ゼンディカー版は現在最安で約1,150円、リスト版は約2,590円から販売。
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将来的な見通しと課題
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テーマ性の強いFFデッキでは、メカニズム的に優れていても世界観に合わないカードは敬遠されやすい。
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今回の価格上昇は「構築済み起因」の一時的なブームである可能性が高く、持続性には疑問も残る。
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将来的に新デッキが登場すれば、需要が分散し、価格が再び落ち着くことも想定される。
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まとめ
「川の殺し屋、シグ」は、FF14テーマの統率者デッキ「サイオンズ・スペル」との相性の良さから、再評価されている旧カードです。
プレイヤーがこのデッキをアップグレードしようとする動きの中で注目され、価格が急騰しました。
とくに17年前の初版は在庫希少性から価値が高まっており、投資対象としても一部の関心を集めています。
とはいえ、この急騰は一過性のものである可能性も高く、実際にカードの使用頻度や継続的な需要がなければ、今後価格は徐々に下落するかもしれません。
現在の価格(約1,150~2,590円)での購入は慎重に判断する必要があるでしょう。
FFコラボの人気は今後も続くと見られていますが、カードのメカニズムとテーマの両立はアップグレードの難しさを示してもいます。
そんな中で、シグのようなカードは、性能とテーマ性を両立させる「例外的な存在」として注目されています。
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