【MTGRocks】記事情報:疑問視されるMTG地域選手権プロモは価値が低いと言える。



2025年のRegional Championship Qualifier(RCQ)の詳細が発表され、新たなプロモカードも公開された。
今回は2025年4月12日から7月20日にかけて開催され、優勝者にはRegional Championshipへの出場権が与えられる。
さらに、RCQの成績に応じて特別なプロモカードが贈られる。
しかし、今回のプロモカードは、過去のプロモと比べて価値が低いとの声が多く、特に競技プレイヤーからの評価が厳しい。
本記事では、今回のプロモカードの詳細と、その評価について解説する。
要点解説
1. 2025年RCQプロモカード一覧
- RCQ参加賞:「裕福な亭主」
- RCQ上位入賞者:「獣相のシャーマン」
- Regional Championship参加賞:「死せる生」
- Regional Championship上位入賞者:Foil版「死せる生」
2. 各プロモカードの詳細と評価
① RCQ参加賞:「裕福な亭主」
- 入手条件:RCQ参加者全員に配布
- 現在の市場価格:約23円
- 主な使用フォーマット:
- モダン:「ゴルガリ・ヨーグモス」にピン挿しされることがある
- パイオニア:「アブザン・アマリアコンボ」で過去に活躍
評価
- 競技フォーマットでの採用率は低く、価値はほぼない。
- 絵柄はユニークだが、プレイヤーの間では「MTGのカードらしくない」との批判もある。
- RCQ参加賞としては妥当だが、コレクター需要は低い。
② RCQ上位入賞者:「獣相のシャーマン」
- 入手条件:RCQ上位入賞者(Regional Championship進出者はFoil版も獲得)
- 現在の市場価格:約304円
- 主な使用フォーマット:
- EDH(統率者戦)で一定の人気
- パイオニア:「アーチリッチコンボ」で採用されることもある
評価
- イラストは美しく、Foil版には一定の価値があるが、競技プレイヤーには不向きなカード。
- モダンRCQでの賞品としては場違いな選択。
- 以前のRCQプロモと比較すると価値が低い。
③ Regional Championship参加賞:「死せる生」
- 入手条件:Regional Championship参加者全員
- 現在の市場価格
- 通常版:約456円
- 『時のらせんリマスター』版:市場価格約456円
- Secret Lair版(特別アート):既に存在
- 主な使用フォーマット
- モダン:「死せる生」デッキの核となるカード
- モダンでの影響
- 「悲嘆」や「暴力的な突発」禁止の影響で弱体化
- 代替戦略として「欠片の双子」コンボ型が登場
- 「献身的な嘆願」を採用することで巻き返しを図る動きもあり
評価
- 競技フォーマットでの実績はあるが、現在はデッキの強さが低下。
- 過去のRegional Championshipプロモと比べると圧倒的に価値が低い。
- プロモとしてのインパクトが薄く、既にSecret Lairで特別アート版が登場しているため目新しさがない。
3. 過去のRegional Championshipプロモとの比較
最近のRegional Championshipプロモカード
プロモカード | 通常版価格 | Foil版価格 |
---|---|---|
運命のきずな | 約1,520円 | 高騰中 |
歴戦の紅蓮術士 | 約1,976円 | 人気あり |
溶鉄の尖峰、ヴァラクート | 約2,584円 | Foil版22,880円 |
死せる生(今回) | 約456円 | 低評価 |
評価
- 過去のプロモと比べると「死せる生」は圧倒的に価値が低い。
- 特にValakutのFoil版は約33,440円と大きな価格差があり、「死せる生」のFoil版はそれほど高騰しない可能性が高い。
- 価値のあるプロモを期待していたプレイヤーには残念な選択となった。
まとめ
① 2025年RCQのプロモカードは全体的に低評価
- 「裕福な亭主」は価値がほぼゼロで、参加賞としては妥当だがコレクター需要が低い。
- 「獣相のシャーマン」はイラストは良いが、競技プレイヤーには不向きなカード。
- 「死せる生」は唯一競技フォーマットでの使用実績があるが、禁止改訂の影響でデッキの力が落ちており、過去のプロモと比べて明らかに価値が低い。
② プレイヤーの反応
- 「今回のプロモは期待外れ」との声が多い。
- 特に「死せる生」は、これまでのRegional Championshipプロモと比べて明らかに価値が低いため、不満が目立つ。
③ 今後の影響
- Foil版の「死せる生」は低流通の影響で多少価値が上がる可能性があるが、劇的な価格上昇は見込めない。
- 「運命のきずな」や「溶鉄の尖峰、ヴァラクート」のようなプレミアムカードを期待していたプレイヤーにとっては、今回の選定は物足りないものになった。
最終的な結論
2025年のRCQプロモカードは、過去のプロモと比べると明らかに価値が低く、多くのプレイヤーにとっては期待外れの選択となった。
特に、Regional Championshipのプロモである「死せる生」は、競技プレイヤー向けではあるものの、過去の高額プロモと比べるとインパクトに欠ける。
競技プレイヤーやコレクターにとって魅力的なプロモが求められる中、今回のRCQプロモのラインナップには改善の余地がありそうだ。
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