『Marvel Superheroes』のスポイラーが1ターン目のゼロマナ即死コンボを強化。 -マジック：ザ・ギャザリング

要点解説

• 異例のタイミングでのスポイラー公開
  通常年末に新情報が出ることは稀ですが、今回は『Marvel Superheroes』カードが早期公開され、セカンダリーマーケットが急騰。
  例えば「鉄びし」は新コンボにより価格が急上昇。

• 「Quicksilver, Brash Blur」の特徴

  • ゲーム開始時に場に出る1/1速攻クリーチャー。
  • マナ不要で展開できるため、初手の土地を別のカードに回せる。
  • 「残響の力線」や「裏の裏まで」と組み合わせると、1ターン目で7点ダメージも可能。
  • 後半は5マナで2/2二段攻撃に変化する「Power-up」能力を持ち、柔軟性が高い。
  • 統率者戦では史上初の速攻持ち1マナ指揮官として高速戦略を可能に。

• ターン1コンボの強化

  • 「猛火の群れ」との組み合わせで、1ターン目に20点以上のダメージを狙える。
  • 必要カードは4枚で、従来より条件が緩和。
  • ただし「猛火の群れ」はモダンで禁止されており、レガシーや統率者戦での実用性は限定的。

• 市場への影響

  • 新コンボ発見により、26年前のアーティファクトが価格急騰。
  • 上昇率は約1232％、約1,560円だったカードが約20,748円に。

• 課題と展望

  • 現状、最適なフォーマットがなく、強力なコンボは「お蔵入り」状態。
  • MTG Arenaで「猛火の群れ」が実装されれば、タイムレス・フォーマットで再評価の可能性あり。
  • それでも「Quicksilver」は単体性能で将来的に競技シーンで活躍する見込み。

まとめ

『Marvel Superheroes』スポイラーは、MTGに新たなスピード戦略をもたらしました。
「Quicksilver, Brash Blur」は、ゲーム開始時に場に出るという異例の能力で、従来のテンポ概念を覆す存在です。
現状ではコンボの実用性に課題がありますが、カード単体のポテンシャルは非常に高く、今後のメタゲームに影響を与える可能性があります。
市場価格の急騰も含め、2026年に向けて注目すべきカードと言えるでしょう。