新たなエレメンタル・部族デッキをプロツアーへ導いた、統率者のスターカード。 -マジック:ザ・ギャザリング

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【MTGRocks】記事情報:新たなエレメンタル・部族デッキをプロツアーへ導いた、統率者のスターカード。

『ローウィンの昏明』のカードは発売から日が浅いにもかかわらず、すでにスタンダード環境へ大きな影響を及ぼしています。
既存の強豪アーキタイプへの採用だけでなく、新たな戦略も台頭し始めました。
その中でも、リージョナル選手権ポートランド会場で8-1という驚異的な初日戦績を残した「イゼット・エレメンタルズ」が注目を集めています。
本記事では、その戦術構造と環境での立ち位置を整理します。

要点解説

● デッキの骨格:高速展開と柔軟性

  • エレメンタル・タイプを共有するクリーチャー群をまとめ、特定の「ペイオフ」を最大化する構成。
  • 中心となるのは「炎束ね」。
    • これにより5マナの想起エレメンタルを3ターン目に展開可能。
    • 緑系高速デッキに対抗する速度を確保。
    • 多くの「アナグマモグラの仔」デッキが除去に乏しく、「炎束ね」が通りやすい点も追い風。

● マナ加速とシナジー配置

  • 「再点火、アシュリング」4枚を採用し、変身前後どちらでもマナブーストを担当。
  • 「うろつく玉座」を早出しすることで、各種ETB能力を倍増させて価値を最大化。
  • 「鮮麗」と「幽愁」も4枚ずつ採用し、エレメンタル主体の構成で高い柔軟性を発揮。
  • 「魂の洞窟」「蝕界」により、色拘束も安定してクリア。

● アドバンテージ確保手段

  • 基本戦略は「うろつく玉座+想起エレメンタル」の繰り返しでリソース差を広げること。
  • ロングゲームに強く、消耗戦になれば非常に分がある。

● クリーチャー戦への強力な回答

  • 速攻系緑デッキへの切り札が「刻み群れ」。
    • 最後に唱えるだけで突然のリーサルを生み出すケースもあり、テンポカードとしても有効。
    • 「欺瞞」で手札に戻して再利用する動きも可能。
    • 重い条件(大型エレメンタルの着地)が必要だが、「うろつく玉座」の護法が支えになる。
  • 不在時のサブプランとして「アシュリングの命令」やサイドボードの「紅蓮地獄」で小粒クリーチャーを制圧。

● 環境相性:強みと弱点

  • 強い相手

    • イゼット・講義:8-1を記録したプレイヤーは全勝しており、ロングゲームで強さが発揮されやすい。
    • シミック・ウロボロイド / 赤単アグロ:小型クリーチャーへの複数の対策が機能。
    • 特に「幽愁」と「食らいつく変わり身」が「忍耐の記念碑」や「美術家の才能」対策として優秀。
  • 苦手な相手

    • 突発的に勝ち切るコンボ系。
      • 例:スゥルタイ・リアニメイト(「スーペリア・スパイダーマン」+「最後の贈り物の運び手」コンボ)、バント・エアベンダー、上陸系。
    • これらは1ターンで流れを覆すため、盤面戦主体のイゼット・エレメンタルズでは対応しにくい。

● デッキの今後

  • 登場直後のためリストは未完成だが、既に環境上位のデッキに強く、今後調整されればさらに伸びる余地あり。
  • 『ローウィンの昏明』の主要クリーチャー・タイプ「エレメンタル」がスタンダードで成功した初の例として注目度は高い。
  • ただし環境の成熟とメタの変動により、立ち位置は流動的。

まとめ

イゼット・エレメンタルズは、『ローウィンの昏明』によって生まれた新たなスタンダードの挑戦者です。
「炎束ね」による高速展開、「うろつく玉座」による圧倒的アド拡張、そして「刻み群れ」や複数の全体火力による小型対策など、多角的な強みを備えています。
特に中速・消耗戦が中心の現環境では強い立場を築きつつあります。
一方、コンボデッキへの脆さやリストの未成熟さも残されており、今後のメタ変動次第で評価は変わるでしょう。
とはいえ、エレメンタルという人気タイプで新しい戦略が確立されたことは、プレイヤーにとって歓迎すべき動きと言えます。

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