【MTGRocks】記事情報:最新のMTG「Secret Lair」のテストに失望するプレイヤーたち。
マジック:ザ・ギャザリング(MTG)の「Secret Lair」は独自のメカニズムを持つカードを限定的に提供することで知られていますが、これがしばしば議論を呼ぶ原因にもなっています。
これらのカードは供給が少なく、需要が高いことから、流通市場での価格が急騰することが一般的です。
Wizards of the Coastはこれを解決するため新たな施策を打ち出しましたが、課題も残されています。
要点解説
1. Secret Lairの課題
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メカニズム独自性
- 一部のSecret Lairカードはゲーム内で特別なメカニズムを持ち、他のカードセットでは再録されない。
- 限定供給のため、統率者や他のフォーマットで必要とされる場合、カード単体の価格がSecret Lair全体の価格を上回ることがある。
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Universes Within再録の喪失
- 過去には、別のテーマを持つカードを「Universes Within」シリーズとして再録し、利用可能性を高めていたが、「The List」の廃止に伴い再録の枠が失われた。
2. 新たな施策:WPNストアでの販売
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概要
- 新しいSecret Lairにメカニズム独自カードが含まれる場合、WPNストアで非Foil版が販売される。
- プレイヤーがローカルゲームストア(LGS)で直接購入可能。
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課題
- 供給の限界:WPNストアでの供給量は「限定的」とされており、需要を十分に満たせない可能性が高い。
- アクセスの制限:LGSが少ない地域では、この施策を利用するのが難しい。
- 価格の上昇:店舗が市場価格に基づいて販売価格を設定する可能性があり、プレイヤーが期待するMSRP(推奨小売価格)での購入が難しくなる。
3. プレイヤーの懸念と意見
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市場価格とのギャップ
- 過去の「From The Vault」製品では、LGSが想定価格の2倍以上で販売する例が多く見られた。
これが今回のSecret Lairでも再現される可能性が指摘されている。
- 過去の「From The Vault」製品では、LGSが想定価格の2倍以上で販売する例が多く見られた。
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プレイヤーの支持
- この施策は供給不足の完全な解決策にはならないが、LGSを支援しながら購入できる点は一定の評価を得ている。
4. 長期的な課題
- 真の再録の必要性
- MTGの世界観に合った再録を提供し、広範なプレイヤー層にアクセス可能にすることが求められる。
- プレミアセットに収録するには開発時間が長くかかるため、タイムリーな解決策が必要。
まとめ
今回のWPNストアでの販売は、プレイヤーが限定カードにアクセスしやすくなる一方で、供給不足や価格高騰といった問題の完全な解決には至りません。
特に、LGSが市場価格を反映した販売を行う場合、プレイヤーにとって手頃な選択肢とはなり得ない可能性があります。
しかし、LGSをサポートしながらカードを購入できる点や、将来的な供給体制の改善に向けた第一歩として評価できる部分もあります。
Wizards of the Coastがこの取り組みをどのように進化させるか、今後の動向に注目です。
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