【MTGRocks】記事情報:壊れ性能の『タルキール:龍嵐録』の装備品が忘れられたアーキタイプを復活へ導く。



2025年発売の『タルキール:龍嵐録』収録カード「コーリ鋼の短刀」の登場により、長らくモダン環境で下火だった「ハンマータイム」デッキが劇的な復活を遂げました。
新カードの活躍とともに、「ユニバースビヨンド」からも注目のカードが採用され、デッキの柔軟性と爆発力が大幅に強化されています。
要点解説
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「コーリ鋼の短刀」が圧倒的なパワーカードに
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『タルキール:龍嵐録』で登場した装備品。
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無料で装備可能な状況が整いやすく、速攻・トランプル・果敢持ちの2/2クリーチャーが序盤から脅威に。
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「巨像の鎚」と組み合わせると、相手は2ターン以内に対処できなければ即敗北も。
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「龍火の刃」で除去耐性を強化
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単色からの呪禁を持ち、主流の除去呪文に対して非常に強い。
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装備コストの重さを「シガルダの助け」や「純鋼の聖騎士」で無視可能。
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「ウルザの物語」でサーチもでき、柔軟に対応可能。
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アサシンクリード・セットからの採用カードも話題
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「カサンドラ」は速攻持ちで即座に「レオニダスの槍」を装備し、二段攻撃やドローで中盤以降の展開力を補完。
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ゲーム終盤でも逆転の一手になり得る優秀な選択肢。
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「作り直し」で装備コストを踏み倒しつつ即装備・再利用
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インスタントタイミングでの装備付けが可能で、除去をかいくぐる手段に。
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墓地からの装備品再利用により、アーティファクト除去への耐性も強化。
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メタゲームでの立ち位置はやや中堅止まり
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「コーリ鋼の短刀」の登場で一部マッチアップは改善されたが、依然として「ボロス・エネルギー」や「エルドラージ・ランプ」には苦戦。
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特に「多色除去」やアーティファクト破壊が多い環境では安定性に欠ける。
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一方で「ディミーア・マークタイド」や「ドメイン・ズー」には比較的有利に立ち回れる。
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まとめ
「コーリ鋼の短刀」を中心とした新しいハンマータイムは、確かに爆発力と奇襲性を兼ね備えた強力な構成です。
加えて、「アサシンクリード」などユニバースビヨンドからの意外な組み合わせによって、中盤以降の展開力と柔軟性も大きく向上しました。
デッキ価格も、主要パーツの合計でおよそ約14,500〜21,750円と比較的手ごろです。
とはいえ、現在のモダン環境トップの座には届かないのが現実。環境的に相性の悪いデッキも多く、トーナメントシーンで安定して勝ち続けるのは難しいかもしれません。
それでも、適切な構築とメタ読みを行えば、十分に5-0を狙えるポテンシャルを秘めた復活の一手として注目に値します。
モダンでの「ハンマータイム」再評価の波は、これからが本番です。
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