【MTGRocks】記事情報:MTGプレイヤーは、デッキの支配力を心配しているものの、禁止が必要か疑問に思っています。




現在、『タルキール:龍嵐録』の影響で、『マジック:ザ・ギャザリング』のスタンダード環境が大きく揺れ動いています。
とりわけ、イゼット・果敢デッキの台頭が顕著で、その中心にいるのが「コーリ鋼の短刀」という装備品カードです。
このカードの登場がメタゲームに与えた衝撃と、それに対するプレイヤーたちの反応を整理して紹介します。
要点解説
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「コーリ鋼の短刀」が問題視されている理由
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装備して即座に効果を発揮するため、「果敢」など即時性を重視するデッキと相性が良い。
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事実上、イゼット・果敢デッキを過度に強化しており、他のデッキの活躍を阻んでいる。
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SCG CON Hartfordでの環境支配
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初日、参加者のうち約36%(335人)がイゼット果敢を使用。
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登録数:約335人で 約48,240円相当のデッキがずらり。
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2日目にはそのシェアが41%に増加。
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通常ならメタが分散するはずの2日目でも圧倒的存在感を示した。
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禁止カードになる可能性とその懸念
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多くのプレイヤーが「コーリ鋼の短刀」の禁止を支持。
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しかし、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト(WotC)はスタンダードでの禁止に慎重。
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『Final Fantasy』セットや『久遠の終端』など、2か月おきに新カードが登場。
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「環境がすぐ変わる可能性がある」として、様子見の姿勢を取りがち。
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金銭的理由も絡み、新発売セットのカードをすぐに禁止すると、パック販売に悪影響が出る懸念も。
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次のローテーションと環境変化の可能性
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2025年7月25日のスタンダード・ローテーションでは「シヴの浅瀬」のみが退場。
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イゼット果敢自体にはほとんど影響がない。
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したがって、次のセットで環境が激変しない限り、イゼット果敢の支配は続くと予想される。
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6月30日の禁止改訂に注目
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多くのプレイヤーは「コーリ鋼の短刀」の禁止が「あるべき」と感じている。
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しかし、「実際にそうなるか」は別問題との見方が大勢。
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まとめ
「コーリ鋼の短刀」の登場でイゼット果敢がスタンダードを席巻しており、その支配は「エルドラージの冬」にも例えられるほど深刻です。
しかし、WotCは新セットの投入やローテーションによる環境変化を理由に、禁止を避ける姿勢を見せています。
次の禁止改訂(2025年6月30日)での判断が注目されますが、現実的には期待薄との声も。
果たしてWotCは環境の健全性を守るために行動を起こすのか、それとも様子見を続けるのか――その決断が、今後のスタンダードの行方を大きく左右することになるでしょう。
「コーリ鋼の短刀」は『タルキール:龍嵐録』に収録されています。
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