【MTGRocks】記事情報:MTGは公式に「Universes Beyond」のカードスタンプを削除します。
『ユニバースビヨンド』が2025年のMTGの発売スケジュールの約半分を占める予定である中、Wizards of the Coastはこのシリーズのカードデザインに大きな変更を加えることを発表しました。
これまでの特徴的なボーダーとスタンプが、MTG X スパイダーマンのセットから廃止されることになります。
これにより、今後の『ユニバースビヨンド』カードは通常のMTGカードとほぼ同じ外見になります。
この決定について、プレイヤーの間では賛否が分かれています。
変更のポイント
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ユニバースビヨンドのデザイン変更
これまで『ユニバースビヨンド』のカードは、独自のメタリック調のボーダーと、レアリティを示す逆三角形のスタンプが特徴でした。
しかし、MTG X スパイダーマンのセットからはこれらが廃止され、標準的なMTGのデザインと統一されることになりました。 -
公式の理由:複雑さの軽減
Wizards of the Coastは、「複雑さを軽減するため」と説明しています。
レアリティの識別は、今後セットシンボルとコレクター情報に一任される形になります。 -
変更が適用される範囲
この変更はMTG X スパイダーマンセットから適用されますが、MTG X ファイナルファンタジーのセットには影響しません。
そのため、現時点では『ユニバースビヨンド』のすべてのカードが統一されるわけではありません。 -
プレイヤーの反応
プレイヤーの間では意見が分かれています。-
ボーダー廃止には賛成:ファンタジー調のデザインに合わないメタリックボーダーを不満に思っていたプレイヤーも多く、歓迎する声もあります。
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スタンプ廃止には反対:逆三角形のスタンプは、MTGのオリジナルIPと他作品のカードを判別するのに便利だったため、廃止に反対する意見が多いです。
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MTGの識別が困難に?:MTGの世界観と異なるIPのキャラクターを識別しづらくなることで、ゲームの一貫性が損なわれるのではないかという懸念があります。
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過去のカードデザインとルールの変遷
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シルバーボーダー(ユーモアセット)やゴールドボーダー(非公式再録カード)は、それぞれの用途を明確に示すために用いられていました。
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最近では、『Mystery Booster 2』で白枠が復活し、『霊気走破』では新たな「金色」ボーダーが登場するなど、複雑化が進んでいます。
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Wizards of the Coastは、これまでボーダーで示していたルールを、セットシンボルやコレクター番号などで対応しようとしています。
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まとめ:プレイヤーの受け止め方と今後の影響
この変更により、『ユニバースビヨンド』のカードはMTGの他のカードと完全に統一されることになります。
ボーダーの廃止には肯定的な意見もありますが、スタンプの廃止によってMTGのオリジナルカードとの区別が難しくなる点については、多くのプレイヤーが懸念しています。
Wizards of the Coastはすでにこの決定を固めており、印刷プロセスの関係上、今後のセットにも同様のデザイン変更が適用される可能性が高いです。
今後、『ユニバースビヨンド』カードを含まないフォーマットが誕生した場合、単に「逆三角形のスタンプなし」とするだけでは識別が難しくなり、新たな禁止カードリストの作成が必要になるかもしれません。
現在は多くのプレイヤーが不満を抱いているものの、MTGのプレイヤーベースの大半はカジュアル層であり、新規プレイヤーにとってはこのデザイン変更がわかりやすくなる可能性もあります。
今後のプレイヤーの反応や、Wizards of the Coastの追加発表に注目が集まります。
なお、MTG X スパイダーマンのセットは2025年9月26日に発売予定です。
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