【MTGRocks】記事情報:MTGデザイナーが42種類のクリーチャー・タイプ急増の理由を解説
《Star Trek》におけるクリーチャー・タイプの急増とデザイナーによる解説
マジック:ザ・ギャザリング(MTG)の長い歴史の中で、クリーチャー・タイプは現在324種類にまで達していますが、近日発売予定の《Star Trek》セットでは、公開期間が終わっていない現時点ですでに42種類もの新しいクリーチャー・タイプが登場しており、デザイナーのGavin Verhey氏がその背景を説明しています。
- 《Star Trek》の世界観には中心となる母星が存在しないため、何をもって「エイリアン」とするかの基準がなく、多種多様な種族が存在すること自体が作品の根幹であるため、各人種に独自のタイプを割り当てる必要があった。
- クリンゴンやボーグといった独自のクリーチャー・タイプは、他のセットで再登場する可能性が極めて低く、これらに対する部族サポートは「Federation(連邦)」メカニズムなどのセット内要素に依存している。
- 近年のMTGでは、「Viashino(ヴィーアシーノ)」を「Lizard(トカゲ)」へ統合したように、メカニズム的な一貫性のためにクリーチャー・タイプを整理・抽象化する方針を取っていたが、《Star Trek》はこの傾向とは対照的な構成となっている。
- 種族を汎用的なタイプにまとめないことでフレーバーは維持されるが、既存の部族デッキとの相乗効果は失われており、例として《M’Ress, Crew Coordinator》は「Cat(猫)」タイプを持たず、既存の猫部族デッキには適合しない。
- 「Universes Beyond」の製品が原作再現のために特別な扱いを受ける一方で、《根気強い探偵》が未だに「Detective(探偵)」タイプへ更新されないなど、既存カードへの対応を待つプレイヤーとの間で認識の乖離が生じている。
- 「Universes Beyond」は現在のMTGにおいて重要な位置を占めており、キャラクターや世界観を正確に表現するために多くの伝説のクリーチャーや固有のタイプが必要とされる傾向にある。
- Gavin Verhey氏は、今回の《Star Trek》のような極端な新タイプの追加は、あくまでこのセット特有の一時的なものであると述べている。
《Star Trek》でのクリーチャー・タイプの多用は、原作の多様性を尊重するための例外的な措置ですが、これは近年のクリーチャー・タイプ統合の方針とは逆行しており、ブランドの再現性とゲーム上のシナジーのバランスにおける「Universes Beyond」特有の課題を浮き彫りにしています。
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