【MTGRocks】記事情報:『霊気走破』が21年のMTG超周期を完了しました。



『霊気走破』のプレビュー第2週目で発表されたカード「Transit Mage」は、21年の歴史を持つMTGの「アーティファクト・チューター・メイジ」サイクルをついに完成させました。
このカードの登場は、一部のプレイヤーにとって象徴的な瞬間であり、統率者戦や他のフォーマットにおいて興味深い可能性を秘めています。
要点解説
1. 「Transit Mage」とは?
- 基本情報:
- コスト:2U(青3マナ)
- タイプ:クリーチャー – 人間・ウィザード
- 能力:戦場に出た際に、マナコストが4または5のアーティファクトカードをデッキから手札に加えられる。
- 役割:
- アーティファクトの特定コスト帯をサーチできる「チューター」カード。
2. サイクルの歴史
- 始まり:2004年に登場した「粗石の魔道士」からスタートした一連のカードサイクル。
- 「宝物の魔道士」(6マナ以上)、「戦利品の魔道士」(3マナ)、「捧げ物の魔道士」(2マナ)と続き、ついに「Transit Mage」がその空白を埋める形に。
- 意義:21年かけて完成したこの「スーパーサイクル」は、MTGのデザインの歴史を象徴する存在。
3. ゲーム内での可能性
- スタンダード:
- ゲームスピードの速い現環境ではやや不利。
アーティファクト中心のデッキであれば採用の可能性はあるが限定的。
- ゲームスピードの速い現環境ではやや不利。
- モダン・レガシー・ヴィンテージ:
- 人気のコンボデッキ「ゴブリンの放火砲」の補助カードとして活躍する可能性。
- レガシーやヴィンテージでは「一つの指輪」や他の高価値アーティファクトをサーチ可能。
- 統率者戦:
- 強み:特定のアーティファクトを手札に加える能力が強力で、シングルトン形式でのデッキ安定性向上に寄与。
- サーチ対象例:コンボピース(「霊気貯蔵器」、「クラーク族の鉄工所」)や「パンハルモニコン」などの汎用性の高いカード。
4. サイクル完成の意義
- スーパーサイクルの概念:
- 複数のブロックやセットをまたいで完成するカード群。
例:「ラヴニカのショックランド」や「カラドラのパーツ」。
- 複数のブロックやセットをまたいで完成するカード群。
- 他の未完成サイクル:
- 「カルドハイム」伝説の巨人や「大魔導師の魔除け」など、今後の完成が期待されるサイクルも多数。
まとめ
「Transit Mage」は、MTGの長い歴史とカードデザインの進化を象徴するカードです。
スタンダードでの活躍は難しいものの、レガシーや統率者戦といったフォーマットで高いポテンシャルを持ち、特にアーティファクトを中心としたデッキに新たな戦略の幅を提供します。
また、このカードが「スーパーサイクル」完成の例として他のサイクル完成への期待を高めたことも注目に値します。
MTGのさらなる進化が楽しみです。
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