【MTGRocks】記事情報:MTG新能力《リアリティ・フラクチャー》で賛否が分かれる
新セット《リアリティ・フラクチャー》で導入される新メカニズム「Empower Jace」
《リアリティ・フラクチャー》のプレビューにおいて、マジック:ザ・ギャザリングの歴史の中でも非常に野心的な新メカニズム「Empower Jace」が公開されました。プレインズウォーカー・トークンを生成し強化するこの能力は、ストーリーと深く結びついている一方で、そのゲームプレイへの影響についてプレイヤーの間で議論を呼んでいます。
- 「Empower Jace」の仕組み:かつての「動員」メカニズムをプレインズウォーカーに適用したような挙動を持ちます。この能力が誘発した際、ジェイス・トークンをコントロールしていなければ生成し、その後Empowerの値に等しい忠誠カウンターをその上に置きます。生成されるトークンは、[-1]で諜報1、[-3]でカードを1枚引くという2つの忠誠度能力を持っています。
- パウパー環境への初進出:このメカニズムはコモンを含む全レアリティに割り振られており、現時点で21枚のカードが確認されています。これにより、これまでプレインズウォーカーというカードタイプが存在しなかったパウパー環境に、初めて同タイプのトークンが持ち込まれることになります。
- 既存カードとのシナジー:モダンやパイオニアにおいて《謎の賢者、カズミナ》と組み合わせる2枚コンボがすでに発見されているほか、《胆液月の篭手》や増殖を持つカードとの強力な相互作用が期待されています。
- リミテッドにおける有用性:すべての色でドローや諜報にアクセスできるため、リミテッド環境におけるデッキの安定性を高める「デッキの潤滑油」としての側面が評価されています。
- デザインに対する批判と懸念:ジェイスというキャラクターの過剰な露出に対するファンの疲弊感や、プレインズウォーカー・トークンが容易に生成されることで、このカードタイプが持つ特別感が損なわれるという指摘があります。また、過去の「最大速度」のように、特定のメカニズムに依存しすぎる「寄生性」の高さも懸念材料となっています。
- 将来的な拡張性:Mark Rosewater氏は、Empowerメカニズムが他のプレインズウォーカー・タイプにも応用可能なテンプレートで作成されていることを明かしました。今回の「Empower Jace」の反響次第では、将来的に異なるキャラクターのEmpower能力が登場する可能性があります。
「Empower Jace」は、プレインズウォーカーのデザインにおける大きな転換点となる可能性を秘めたメカニズムです。《リアリティ・フラクチャー》での実装がプレイヤーにどのように受け入れられるかが、今後のマジックにおけるプレインズウォーカーの設計思想を大きく左右することになるでしょう。
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