マジック:ザ・ギャザリング—ファイナルファンタジー ビジョン・デザイン 第1回。– マジック:ザ・ギャザリング

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【MTG公式】記事情報:マジック:ザ・ギャザリング—ファイナルファンタジー ビジョン・デザイン 第1回。

 

MTG×FFのクロスオーバーセット『マジック:ザ・ギャザリング——FINAL FANTASY』のビジョンデザインを率いたYoni Skolnik氏が、制作過程を振り返る初回解説。
FFの人気タイトルに込められた世界観とそれをMTGへ落とし込む挑戦を語ります。

要点解説

  • デザインリード紹介

    • Yoni Skolnik氏は『基本セット2020』『ストリクスヘイヴン:魔法学院』『兄弟戦争』等を手掛けてきたベテラン。
      今回はFFセットのビジョンデザインを担当し、Gavin Verheyへ引き継いでいます。

  • FFとは何か

    • 1987年発売の『FFⅠ』から16作までを包含。JRPGの金字塔で、仲間パーティ/ジョブ/召喚獣など多彩な要素を内包。

  • ビジョン設計の制約と方向性

    • 各作品の象徴的要素をカードとして再構築:クリスタルやチョコボ、召喚獣、若しくは全16作品から人気キャラとモンスターを網羅。
      過度に特定作品に寄り過ぎない配置を目指す。

  • デザインチーム構成

    • 日本語通訳・FFファンのZach Francks/SNES世代FF擁護のMelissa DeTora/商品アーキテクトのZakeel Gordon/前例UBセット経験者Glenn Jonesら。

  • 初期準備と試作プロセス

    • 社内FFファンを集めて要素抽出、200案以上のカードアイデア生成後、『ジャンプスタート』形式で検証プレイ(40枚デッキ形式)による初期フィードバック。

  • 採用仕掛けの事例

    • ジョブ:装備品+トークン付け替えの方式でリアルな成長感。

    • 召喚獣:英雄譚・タイプで場に出てから儚く去る演出で再現。

    • 段階魔法:手軽なキッカー/段階能力で「強化魔法」を表現。

    • 悪役(ヴィラン):二段撃破するボスカードや、強力効果をはらむ珍しいアンコモンの追加ターンなど。

    • 探索:チョコボ+上陸メカニズム導入。

まとめ

FFとMTGの共鳴点を広く深く掘り下げた構想は壮観。
仲間との旅、ジョブチェンジ、召喚獣、キャラの成長といったファンタジー体験を、MTGの中で再現するために、Skolnik氏とそのチームは想像力と設計力を結集。
最初のジャンプスタート・テストに始まり、登場メカニズムの検証から調整まで。
今後の第2・3記事で、「カード化困難だった要素」や「リリース後の調整経緯」も語られる予定です。
MTG×FFファン必読の連載第一弾は、どこまで“FFらしさ”を詰め込めるか、語り尽くせぬ設計舞台裏の序章にすぎません。今後の解説に注目です!

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