【MTGRocks】記事情報:未評価の『霊気走破』の非凡なカードが最も厳しいMTGフォーマットで輝く。



マジック・ザ・ギャザリング(MTG)の最新セット『霊気走破』がついに発売され、新カードの影響が各フォーマットで本格的に現れ始めた。
その中でも、青のドローソーサリー「食糧補充」が予想外の大活躍を見せている。
特にMTGで最も厳しい環境の一つとされるヴィンテージでの採用が注目を集めており、強力なコンボデッキ「逆説的な結果」に組み込まれ、すでに結果を残している。
これは、新カードとしては異例の快挙だ。
要点解説
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「食糧補充」の基本情報
- コスト:2U(青2マナ、無色1マナ)
- レアリティ:アンコモン
- 効果:ライブラリーの上から5枚を見て、そのうち2枚を手札に加え、残りを好きな順番でライブラリーの下に置く。
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ヴィンテージでの活躍
- ヴィンテージの人気コンボデッキ「逆説的な結果」に採用され、MTGO(Magic Online)のリーグで5勝0敗の成績を記録。
- このデッキは、「逆説的な結果」を中心に、大量のマナアーティファクト(モックスなど)をバウンス&再展開しながらドローを進め、最終的に「時間のねじれ」+「多用途キー」で無限ターンを獲得するのが主な勝ち筋。
- 「食糧補充」はライブラリーを5枚掘り進め、必要なコンボパーツを手札に加えることでデッキの安定性を大幅に向上させる。
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他フォーマットでの可能性
- スタンダードでは、青を含むコントロールデッキ(アゾリウス、ディミーア)で試験的に採用されている。
- コントロールデッキはカードアドバンテージを重視するため、「食糧補充」の「掘り進める」能力は有効。
- ただし、スタンダード環境ではアグロデッキ(グルール・アグロやディミーア・ミッドレンジ)が主流であり、コントロールデッキ自体があまり強くないため、本格採用にはメタゲームの変化が必要。
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類似カードとの比較
- 「予言」(3マナで2枚引く):昔は標準的なドローソースだったが、「食糧補充」はそれより優秀。
- 「脈打つ知識」(モダン・ホライゾン3収録):「食糧補充」と比較されることが多いが、こちらはインスタントでプレイ可能な点が評価されている。
- 「嘘か真か」や「時を越えた探索」といった歴代の強力ドロースペルとも比較され、ポテンシャルの高さが話題になっている。
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「食糧補充」の今後の展望
- ヴィンテージでの成功は大きな評価ポイントだが、環境が落ち着くにつれ評価が変わる可能性もある。
- スタンダードやモダンなどのフォーマットでは、メタ次第で今後の使用率が変化する可能性が高い。
- アンコモンでありながら、これほど強力なドローソースが登場したこと自体が「パワークリープ(カードのインフレ)」を示す好例となっている。
まとめ
MTGの最新セット『霊気走破』から登場した「食糧補充」は、予想以上の活躍を見せ、特にヴィンテージ環境ではコンボデッキの安定性向上に大きく貢献している。
スタンダードではまだ本格的な活躍は見られないものの、青のコントロールデッキの復権があれば採用が増える可能性もある。
歴代のドローソースと比較しても十分なポテンシャルを持ち、今後の環境変化によってさらに注目されるカードとなるかもしれない。
「食糧補充」は『霊気走破』に収録されています。
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