【MTGRocks】記事情報:古参メカニズムを武器にしたエルドラージデッキが大会で快進撃。

導入
オーストラリア・ブリスベンで開催された「Magic Spotlight: The Hobbit」メインイベントには574名が参加し、プロツアー出場権や賞金をかけて競い合った。
その中で注目を集めたのが、Lee Hung Nguyen選手が使用した無色エルドラージデッキだ。
蓄積カウンターを活用したアーティファクト戦略とコンボ要素を組み合わせた独創的な構築で、トップ64入りを果たした。
要点解説
大量マナを生み出す独特な構成
- 「ウギンの迷宮」「エルドラージの寺院」によって序盤からマナ加速。
- 「コジレックの命令」や「まばゆい肉掻き」へ素早く繋げる。
- 「永遠溢れの杯」「霊体のヤギ角」を0マナで設置し、エルドラージ・落とし子を生成でさらにマナを拡大。
蓄積カウンターがエンジン
- 「地核搾り」が最重要パーツ。
- 生け贄に捧げることでアーティファクトへ大量の蓄積カウンターを配置可能。
- 「魔力の導管」「うねりの結節」も継続的なカウンター供給源として機能する。
「嵐の目、ウギン」で盤面を制圧
- 豊富なアーティファクトと組み合わせることで相手の盤面を崩壊させる。
- 奥義到達後は「まばゆい肉掻き」を大量展開し、無色呪文を連打して一気に勝負を決められる。
ストームのようなコンボも搭載
- 「神秘の炉」によりライブラリー上からアーティファクトを連続展開。
- 呪文数を稼ぎながら大量マナを獲得できる。
- サイドボードの「パラドックス装置」もコンボ補助として活躍。
複数の勝ち筋による安定性
- 「大いなる創造者、カーン」から「霊気貯蔵器」をサーチ可能。
- 「まばゆい肉掻き」が対処されても別ルートで勝利を狙える。
- コンボデッキとしては意外なほど再現性が高い。
得意な相手
- エスパー・ブリンクやディミーア・ミッドレンジなどの長期戦デッキ。
- 「嵐の目、ウギン」の制圧力が特に有効。
- 大型マナデッキ相手にもコンボ速度で優位を取れる場面がある。
明確な弱点も存在
- コンボ成立まで時間がかかる。
- 「新生化」やルビー・ストームなど高速コンボには不利。
- 「日を浴びる繁殖鱗」+「血の長の刃」コンボへの対処も苦手。
メタカードに弱い
- 「空の怒り」や土地破壊戦略に弱い。
- ボロス・ポンザとの相性は厳しい。
- 後手時の「虚空の杯」は「モックス・オパール」を封じるため大きな障害となる。
まとめ
この無色エルドラージデッキは、蓄積カウンターとアーティファクトを活用して爆発的なマナ加速を行い、「嵐の目、ウギン」や複数のコンボによって勝利を目指すユニークなアーキタイプだ。
高速デッキや対策カードへの脆さはあるものの、大規模大会で10勝5敗という好成績を残しており、競技レベルでも通用するポテンシャルを示した。
メタ上位ではないが、意表を突くデッキを使いたいプレイヤーにとっては非常に魅力的な選択肢と言える。
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