【MTGRocks】記事情報:残忍な鳥・ウィザードが、MTG超定番とのシナジーで238%の高騰。


かつて『サンダー・ジャンクションの無法者』の登場とともに、「精鋭射手団の目立ちたがり」は赤系アグロの定番フィニッシャーとして一気に注目を集めた。
しかし『ブルームバロウ』発売以降、マウス・パッケージの人気に押されてその評価は急落。
価格も約483円まで低下したが、最新セット『タルキール:龍嵐録』の登場により、「精鋭射手団の目立ちたがり」は再び脚光を浴びており、価格も急上昇中だ。
要点解説
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優秀な2マナクリーチャー
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2マナ2/2飛行という優れたスタッツに加え、計画能力を持つ。
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相手の除去を避けつつ、次のターンに一気に打点を伸ばせる。
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無償キャストとの相性が良く、呪文連打から大ダメージを狙える。
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『タルキール:龍嵐録』による評価回復
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「コーリ鋼の短刀」の登場により、安価な非クリーチャー呪文を多く積むIzzet Prowessが活躍。
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「精鋭射手団の目立ちたがり」は「コーリ鋼の短刀」との相性が非常に良く、計画からの疾風能力が強力。
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この組み合わせにより、スタンダードだけでなくパイオニアでも注目を集める。
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実績とメタ適応による評価の安定化
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パイオニアではボロス・果敢がMagic Onlineのチャレンジを制覇。両カードを採用した構成が勝利。
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「魔術師の稲妻」などの非スタンダードカードとのシナジーでさらなる拡張性も示された。
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イゼット・果敢が米国のRegional ChampionshipでDay2使用率35%を記録。
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価格推移と投資的側面
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2024年11月:価格は約1,574円前後で安定 → 2025年4月:最低値約483円まで下落。
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2025年5月2日:約1,635円へと急上昇(1か月で約238%の上昇率)。
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拡張アート版も約715円から約1,617円へと倍以上に高騰。
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5月時点では約1,565円まで若干の反落が確認されている。
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今後の見通しと懸念材料
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「ドレイクの孵卵者」の台頭により、2マナ域の競争が激化。
3点火力に強く、長期戦向き。 -
「この町は狭すぎる」などの「遅めの」果敢構築が流行しつつあり、「精鋭射手団の目立ちたがり」は不採用も増加。
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今後の大会結果やメタゲーム次第で需要の伸び悩み、価格が徐々に下がる可能性も。
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まとめ:爆発力の象徴か、それとも一時のブームか
「精鋭射手団の目立ちたがり」は、計画というテンポ管理のしやすさと、呪文連打との高い相性から、アグレッシブな赤系デッキの象徴的存在となった。
「コーリ鋼の短刀」の登場により一時は忘れられていたカードが再評価され、現在はスタンダードとパイオニアの両方で見かけるようになっている。
価格も、たった1ヶ月で約1,100円以上の上昇を見せており、短期的には魅力的な投資対象となった。
ただし、新たなメタの動きや他カードの採用傾向によって、その需要が徐々に減退する可能性もある。
Regional Championshipの結果がそれを左右する要因になるだろう。
手持ちの「精鋭射手団の目立ちたがり」があるなら、今が売り時かもしれない。
一方で、まだこのカードに可能性を感じるなら、もう少し保有しておくのも一つの選択肢だ。
メタゲームの推移とともに、このカードが再びスタンダードの中心に立ち続けるのか、注目が集まる。
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