【MTGRocks】記事情報:MTGデザイナーが2つの古典的なメカニズムが永久になくなることを認めた。
マジック:ザ・ギャザリングにおける古典的な能力「畏怖」と「威嚇」が廃止され、その代替として「威迫」が進化系として採用されています。
この記事では、これらのメカニズムの歴史と変遷を振り返ります。
要点解説
1. 「畏怖」と「威嚇」の廃止
- 畏怖:
- 黒またはアーティファクト以外のクリーチャーによってブロックされない能力。
- 2002年の『オンスロート』セットで正式なキーワード化。
- 黒専用で柔軟性がなく、廃止。
- 威嚇:
- 自身の色に一致しないクリーチャーによってブロックされない能力。
- 色に依存する点で制約が多く、2015年以降のセットで採用が途絶える。
- 高い変動性が問題視され、「ストーム値」で10(復活の可能性が極めて低い)。
2. 廃止の理由
- 高いバリエーションによる不公平感:
- 特定のデッキには強力で、他のデッキには無力。
- 「楽しくないゲーム体験」を生む可能性が高い。
- ゲームの進化に適合しない:
- 色切り替え効果の減少で、能力のインタラクティブ性が低下。
3. 新たな能力「威迫」の台頭
- 概要:
- 2体以上のクリーチャーがいないとブロックできない能力。
- 2015年の『マジック・オリジン』で正式にキーワード化。
- 特徴:
- 色に依存せず、すべてのデッキに対応可能。
- 戦闘時の戦略性を増加し、プレイヤー間の駆け引きを促進。
- 新規プレイヤーにもわかりやすく、複雑すぎない。
- 採用状況:
- 現在では標準的な能力として多くのセットに採用。
4. 将来の可能性
- 「威迫」のさらなる拡張:
- 赤と黒以外の色への適用が検討されている。
- 能力の汎用性と魅力をさらに高める動き。
- 古い能力の復活可能性:
- 「畏怖」や「威嚇」は、特定のノスタルジックなセット(例: モダンホライゾン)でのみ復活の可能性がある。
まとめ
「畏怖」と「威嚇」はマジックの初期から存在する歴史的なメカニズムですが、変動性の高さや現代のゲームデザインにそぐわない点から廃止されました。
その代替として登場した「威迫」は、より戦略的かつプレイヤーに優しい能力としてゲームに浸透しています。
このような進化は、マジックが新旧プレイヤーの両方にとって魅力的なゲームであり続けるための取り組みの一環です。
新しい能力の可能性や既存のメカニズムの改善に期待が高まります。
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