【MTGRocks】記事情報:MTG『霊気走破』に初の装備車両が登場!


MTGの最新セット『霊気走破』では、新たなカードタイプの登場が話題になっている。
「霊気灯」はMTG初の「装備可能なプレインズウォーカー」として注目を集めたが、それだけではない。
今回新たに公開された「流浪者の刃」は、MTG史上初となる「装備可能な機体」だ。
これまで実験的なコンセプトに留まっていたこのメカニズムが、正式なカードとして登場したことには大きな意味がある。
本記事では、「流浪者の刃」の性能やゲームへの影響を詳しく解説する。
■ 要点解説
1. 「流浪者の刃」の基本情報
- マナコスト:3
- レアリティ:アンコモン
- タイプ:アーティファクト ― 装備品・乗り物
- パワー/タフネス:2/2
- 能力:
- 二段攻撃
- 装備されたクリーチャーは二段攻撃を得る
- 装備コスト:4
- 搭乗コスト:2(合計パワー2以上のクリーチャーをタップすると、ターン終了までアーティファクト・クリーチャーになる)
このカードは装備品としても乗り物としても機能するが、同時には使えない。
搭乗してクリーチャー化した瞬間に装備が解除されるため、両方を活かす戦略は取れない。
2. 「流浪者の刃」の評価
(1)搭乗モードの強み
- 3マナ2/2の二段攻撃持ちクリーチャーとして運用可能。
- 搭乗コスト2は軽く、早いターンから攻撃ができる。
- 「勝利術士、コロディン」(新セットのカード)と組み合わせれば、さらに攻撃力を高められる。
- ボロス(赤白)ビートダウンデッキの可能性がある。
(2)装備モードの弱み
- 装備コスト4は重すぎる。
- 二段攻撃を付与するだけで、パワー/タフネスの上昇なし。
- 3ターン目に出して4ターン目に装備しても、テンポが遅くリミテッド向け。
- 構築戦での活躍は難しい。
3. MTGの歴史における意義
- MTG史上初の「装備可能な機体」として登場。
- 2019年の『Mystery Booster Playtest Card』「Unicycle」のコンセプトが約6年かけて正式採用。
- 「霊気灯」も同じく「装備可能なプレインズウォーカー」として登場し、新たなデザインの方向性を示している。
- 過去のプレイテストカードの要素が正式カードに採用される流れが加速している。
■ まとめ
「流浪者の刃」は、MTGの新たな試みとして「装備可能な機体」というメカニズムを正式に導入した歴史的なカードだ。
搭乗モードでは優秀なアタッカーとして活躍できる一方、装備モードはコストの高さがネックとなるため、実戦向きではない。
しかし、今後のMTGのデザインに影響を与える可能性が高く、今回の『霊気走破』では、「霊気灯」のような新しいカードタイプの登場もあり、ゲームの進化を感じさせるセットとなっている。
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