【MTGRocks】記事情報:MTG 『霊気走破』で「歩行バリスタ」のバリエーションが登場。
新セット『霊気走破』で登場する「Marketback Walker」は、「歩行バリスタ」を彷彿とさせる新たなアーティファクトカードです。
そのデザインや能力は過去の強力カードへのオマージュとなっており、スタンダードや他のフォーマットでの可能性と課題について議論が盛り上がっています。
要点解説
1. 「Marketback Walker」の特徴
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基本情報
- マナコスト:X/X構造で、カウンターを乗せて戦場に出る。
- +1/+1カウンターを用いた成長能力と、死亡時にカードを引く効果を持つ。
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「歩行バリスタ」との違い
- 「歩行バリスタ」はゲームを終わらせる決定力を持つカードだったが、「Marketback Walker」は主にアトリション(削り合い)に特化。
- このカードは無限に成長し、死亡時に大量のカードドローを可能にするが、即座の勝利手段にはならない。
2. フォーマット別の評価
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スタンダード環境
- 追放ベースの除去カード(例:「一時的封鎖」, 「太陽降下」)が多いため、このカードが死亡する機会が減少。
結果としてカードドロー能力を活かしにくい。 - 「亭主の才能」などの+1/+1カウンター支援カードとの相性は良いが、環境的には不利な状況。
- 追放ベースの除去カード(例:「一時的封鎖」, 「太陽降下」)が多いため、このカードが死亡する機会が減少。
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パイオニア環境
- 「歩行バリスタ」が禁止されているフォーマットのため、代替カードとして注目されている。
- 「ニクスの祭殿、ニクソス」を活用するビッグマナデッキで、大量のマナをドローに変換できる点が魅力。
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ヴィンテージやエターナルフォーマット
- 「Mishra’s Workshop」デッキの一部として、無限マナコンボを使ったデッキでの採用が期待される。
- ただし、同じ無限マナカードである「歩行バリスタ」が使える場合、競争力は劣る可能性が高い。
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コマンダー環境
- マナの使い道を探しているデッキや、+1/+1カウンター、アーティファクト、または起動型能力をテーマにしたデッキでは強力な選択肢。
- 特に「歩行バリスタ」を含めることができないデッキでは代用として優秀。
3. 課題と可能性
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課題
- 除外効果が多い環境では能力を最大限活かせない。
- 即座に勝利に繋がらないため、他の強力なアーティファクトと比較するとややパワー不足。
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可能性
- カウンターを活かすシナジーデッキや、大量のマナを生成できるデッキでは大きな可能性を秘めている。
- 特に統率者戦やフォーマットの変化次第で評価が変わる可能性がある。
まとめ
「Marketback Walker」は「歩行バリスタ」や「搭載歩行機械」といった強力なカードにインスパイアされたデザインで、アトリション型の新しい選択肢を提供します。
しかし、現在のスタンダード環境では除外カードの多さが課題であり、他フォーマットでの利用が期待されます。
特に統率者環境では、シナジーを活かしたデッキで強力なカードドローエンジンとなり得るでしょう。
このカードはゲームを即座に終わらせるカードではないものの、戦況を優位に進める力を持っています。
ゲーム環境の変化と共に、その真価が問われることになるでしょう。
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